Slack の CLI と無料サンドボックス環境で Hello World を実行してみた
はじめに
アノテーション テクニカルサポートチームの 川崎 です。
2024年3月に、Slack の新しい開発者向けサポート機能として、サンドボックス環境が使えるようになりました。
2024年9月に、ワークフローの従量課金が廃止されました。
それ以降、スタンダードワークフロー/プレミアムワークフローの区別なく、Slack の有料プランを利用していれば、追加費用なしで、ワークフローを実行できるようになりました。
Slack のワークフローにおける使用量ベースの請求に関する変更点 | Slack
この記事では、Slack CLI と サンドボックス環境を使用して、Hello World のサンプルワークフローを実行してみます。
Slack の開発者ポータルでサンドボックスを作成
まずは開発者ポータルにアクセスします。
はじめにアカウントを作成します。「プログラムに参加する」をクリックして、登録を進めていきます。
サンドボックスのプロビジョニングには、クレジットカード登録が必要となります。
普通にサンドボックスを作成したり、アプリの動作確認をする分には、費用はかからないとのことです。
アカウントをセットアップできたら、早速サンドボックスを作ってみます。
Slack CLI のセットアップ
次は Slack CLI をインストールします。
各プラットフォームのインストールの手順はこちら。
slack コマンドがインストールできたら、ターミナル上で slack login を実行します。
プロジェクトを作成
slack create を実行します。
メニューに従い「View more samples」を選択すると、サンプルのリストが表示されますので、下にスクロースして、「7. deno-hello-world」を選択します。
プロジェクトにはランダムな名称が付けられますので、ディレクトリを確認して、作成されたプロジェクトのディレクトリに移動します。
slack run コマンドを実行
slack run コマンドを実行すると、ワークフローの設定内容が Slack のクラウド環境に反映されます。
リンクトリガーを実行
画面に表示されたリンクトリガーのURLをコピーして、Slackのチャンネル上でペースト、URLを送信すると、「Start Workflow」のボタンが表示されます。
ボタンをクリックすると、ワークフローが実行され、フォーム画面が表示されます。
「Send greeting」ボタンをクリックすると、フォームの内容が送信され、アプリからのメッセージがチャンネルに表示されます。
終わりに
この記事では、Slack CLI と サンドボックス環境を使用して、Hello World のサンプルワークフローを実行してみました。
簡単ですね!
GitHub 上に、多数のサンプルが用意されていますので、引き続き、内容を確認してみたいと思います。
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